外貨預金に関するご質問
まず当行で取扱う外貨預金は、米ドル建て、ユーロ建て、豪ドル建ての3通貨です。オープン外貨定期預金とは、解約時の相場を確定しない外貨建ての定期預金で、解約時の相場次第で元本(円換算時の元本)が増えたり減ったりする預金です。元本保証ではありません。
(例)米ドル建て外貨預金の場合
預入時TTS相場が100円で10,000ドル預入れした場合、必要円価額は1,000,000円。
解約時(TTB相場)が110円になると、1万ドル×110=1,100,000円(元本が10万円増加)。
解約時(TTB相場)が90円になると、1万ドル×90=900,000円(元本が10万円減少)。
預金保険の対象外です。
外貨預金は預金保険法に規定する保険金支払の対象ではありません。
また、外貨定期預金の預入期間は円の定期預金と同様ですか?
外貨普通預金は制限がありません。
外貨定期預金は1週間から6ヵ月以内で期日指定も可能です。
但し自動継続(オープン外貨定期)は、1ヵ月・3ヵ月・6ヵ月物のいずれかです。
外貨普通預金は変動金利です。
外貨定期預金は満期日まで利率確定の固定金利です。
自動継続の場合は、継続される週の基準金利が適用されます。(継続のたびに見直されます)
付利単位を1外貨単位とし1年を365日とする日割計算です。
外貨普通預金は1補助通貨単位(セント)以上で、外貨定期預金は、
3,000外国通貨以上です。
(例.1米ドル100円なら30万円程度、1ユーロ120円なら36万円程度、1豪ドル80円なら24万円程度)
原則できませんが、当社がやむを得ないと認めた場合はその限りではありません。
適用できません。
円貨から外貨預金口座へのご入金、外貨預金口座から円貨でのご出金について、手数料はかかりません。しかし、米ドル現金でのお預入れ・お引出し(円貨との交換が発生しないお取引)については、手数料がかかります。
また、米ドル現金でのお預入れ・お引出しについては、一部店舗での取扱いとなります。
目安として米ドル建て外貨預金については仲値の決定する午前10時頃から、ユーロ建て豪ドル建て外貨預金については午前10時30分頃からの取引となります。
預入時相場はTTS相場、解約時相場はTTB相場です。
お客様と取引する相場で、米ドルについては、毎朝10時頃(ユーロ、豪ドルについては毎朝10時30分頃)仲値が決定します。米ドルであれば、プラス・マイナス1円(ユーロであればプラス・マイナス1.5円、豪ドルであればプラス・マイナス2円)がそれぞれTTSとTTB相場です。
通貨の種類 | 入金(外貨預金へお預け入れ) | 出金(外貨預金からの払い出し) |
---|---|---|
米ドル(USD) | TTSレート(仲値+1円) | TTBレート(仲値-1円) |
豪ドル(AUD) | TTSレート(仲値+2円) | TTBレート(仲値-2円) |
ユーロ(EUR) | TTSレート(仲値+1.5円) | TTBレート(仲値-1.5円) |
- ※
- TTSの「S」、TTBの「B」で区別してもらえれば理解し易いと思います。
- ※
- 「S」はSELLの略で「売り」であり、銀行がお客様に外貨を売ることです。(お預け入れはお客様から円を頂いてドルを売ることになりますのでこの相場となります。)
- ※
- 「B」はBUYで「買い」であり、銀行がお客様から外貨を買うことです。(外貨預金の払い出しはお客様の外貨を頂いて円を支払うことになりますのでこの相場となります。)
利率にもよりますが、利息を無視して元金だけで計算した場合、預入時より解約時が2円円安になれば元本(円)は維持できます。(通常のTTS及びTTBを適用する米ドル外貨預金の場合)
- (1)
- 利息
- ①
- 個人 … 20.315%分離課税。
- ②
- 法人 … 総合課税。
- (2)
- 為替差益
- ①
- 個人
- ②
- 法人
雑所得として確定申告による総合課税となります。
ただし、給与を1ヶ所から受けている人で給与所得の年収が2千万円以下の場合、給与所得以外の所得の合計が20万円以下であれば確定申告不要です。
法人の課税所得に課税されます。
- (3)
- 為替差損
- ①
- 個人
- ②
- 法人
雑所得の黒字から控除できます。
法人の課税所得から控除されます。
円高で預入し、円安で払出すことです。
- ※
- オープン外貨定期預金は為替相場の変動に伴う為替リスクがあります。
預入時相場より満期時の相場が円高に傾いた場合は元本割れが発生する可能性があります。その際当行では一切責任を負いません。お客様の自己責任となります。